ゲーミングモニターを買ってみたいけどどれを選べばいいのかわからない。
ゲーミングモニターの商品ページにいくと、『応答速度』や『リフレッシュレート』、『IPSパネル』など聞きなれない言葉が並んでいてどうやって選んだらいいか分からないですよね。
この記事を読めば自分の目的に合ったゲーミングモニターの選び方が分かるようになるはず!
予算と目的に合ったおすすめのゲーミングモニターを各項目ごとに紹介します。
また記事の最後に、FPSとMOBA、PSO2でスクリーンショットを撮るのが好きな筆者が実際に使っているALIENWARE AW2521HF 24.5インチ ゲーミングモニターのレビューまでさっくりお届けしていきます!
ゲーミングモニターを選ぶ上で注目したい3つのポイント!
1,Esportsタイトルでめっちゃ重要なリフレッシュレート
60hz,144hz,240hz,360hzなど、hzで表記される1秒間で画面を更新する速度の単位です!
パラパラ漫画にたとえられて、数値が高いほど滑らかな画面になっていきます。
FPSでは特に重要な性能となっていて、銃の射撃時に銃のぶれ方が細かく描写されるためリコイルコントロールがしやすくなる、飛び出してくる敵がより早く見えるようになる、などなどゲームの勝敗に直結する部分でガッツリ有利になります。

240hzモニターでは1/240時点から車の先端が見え始め、徐々に先端部分が見えていきますが、
60hzモニターでは4/240時点でいきなり先端が見え始めます。
FPSでエイムをする上でどちらが有利か一目瞭然ですね!
この数値、上手なプレイヤーのプレイ動画や配信を見るときにまったく体験することができないという厄介な性質があります。というのも動画や配信ではエンコードの段階で60FPSに抑えられてしまうため、『敵がいたかどうかよく見えかったけどキルをしてる』をしたように見えてしまいます。
上記の東京都市大学の実験の図で示されている通り、プロプレイヤー視点では1/240時点から敵が壁から出てくるのが見え始めますが、視聴者視点では4/240時点で敵がそこにいることがやっと分かります。
もちろんプロプレイヤーのゲームプレイが上手いのは確かなんですが、彼らには視聴者に見えていないものが見えているわけです。
競技性のあるゲームを効率よく練習するためにも、ゲーム上描写されているものが出来るだけ見えている環境を整えることは非常に重要です。どれだけ練習しても見えないものに対応することは困難ですし、画面の向こう側のプレイヤーが144hzだから負けた・・・のでは悔しいですよね。
FPSが上手くなりたくて毎日練習していてゲーミングモニターを試してみたい!という方には144hzのゲーミングモニターがおすすめ!
一般的な60hzのモニターから144hzのモニターに変えたときが一番効果を実感しやすいです!!
予算2万円台、FPSをがんばりたい人におすすめな144hzゲーミングモニター

ゲーミングモニターで一番ユーザーが多いBenQの144hzモニター。デザインが刷新されハイスタンダードな性能はそのままにモニターの角度が変えられるようになりました。
BenQのモニターに搭載されている、暗いところに潜むプレイヤーを索敵しやすくなるBlack equalizer機能はFPSでしっかり実用的です。
HDMI 2.0,HDMI 1.4,Display port端子を備えているためはじめてのゲーミングモニターとして扱いやすく、競技性の高いゲームで60hzモニターとの違いをはっきり感じることができます。
予算5万円台~、ゲームを上手くなるためにコストを惜しまない方におすすめな240hzモニター
予算が許すならもちろん240hzモニターがおすすめです!
上記で引用した東京都市大学の実験で、120hzモニターよりも240hzモニターで人はより高いスコアを出せることが実証されています。(お使いのPCが240FPSを出せることが前提条件になります。)
2,画面のちらつきや残像を抑える応答速度
画面の色を切り替えるまでの速度を表すパラメータです。
応答速度の数値が低いと画面に残像が長く表示されてしまい、激しく画面が切り替わるゲームでは不利になる要素です。競技性の高いゲームは素早く綺麗に画像が切り替わることが求められるため、応答速度が速いモニターが有利です。
『ゲーミングモニター』として販売されているモニターの多くがとても高い水準で横並びとなっているので、性能としては重要なものの、重視しなくていい、そんなパラメータになっています。
人気のゲーミングモニターのほとんどが0.5ms~5msを謳っています。
3,モニターに使われているパネルの種類
PCゲームでスクリーンショットを撮るのが好きな方、Photoshopなどで画像編集をする方にとって一番重要な要素となるのが、パネルの種類です。
大きく分けてゲーミングモニターに使われているパネルは二種類。
- 応答速度に優れ、安価なものの視野角が狭く、色の再現度の低いTNパネル
- 技術的にも新しく、高価なものの視野角に優れ、4kなど色の再現度の高いIPSパネル
最近では4k対応のゲーミングモニターが3万~5万円台で買えるものが登場してきて候補に入るようになってきました。色の再現度が高いゲーミングモニターを使うメリットは大きく二つ。
- 表現できる色の種類が多いため、画面が鮮やかで美しい
- 正確な色が表示されないと、他のデバイスで見たときに色の違いが出てしまう
ひとつめはシンプルですね!
2つ目、これは少しわかりづらいんですがTNパネルでは画面全体が白っぽいため、TNパネルで見た画面をもとに色を作っていくと実際の色が過剰に濃くなってしまうような現象が起きます。
見えている白っぽさを補正するために黒色を多く加えてしまうのです。
自分のイメージ通りのスクリーンショットを撮ってシェアするためには、正確な色を表現してくれるモニターが必須です。
FPSとかはやらないよ~!という方は4kのモニターで色鮮やかな世界をたのしむのがおすすめですよ~!
予算3万円台~、PS5対応のBenQ 4kモニター
筆者が実際に使っているのはこれ!
ALIENWARE AW2521HF 24.5インチ ゲーミングモニター
SS撮るのもすき、FPSなどのEsportsタイトルをプレイするのも好きなぼくが使っているのがこれです。
基本スペックを見ていきましょう。

- リフレッシュレート ・・・ 240hz
- 応答速度 ・・・ 1ms
- 色域 ・・・ sRGB 99%
- モニターサイズ ・・・ 24.5インチ
- パネル ・・・ IPSノングレア
ゲームプレイにおいても、色域のカバー率においてもハイスペック&ハイスタンダードなモデルになっています。
購入以前はただひたすらに撃ち合いの強さを求めてBenQの144hzモニターを使っていて、当時は『TNモデルの画面は白っぽい』ことも知らなかったので買い換えたときは
「ゲームってこんなに色鮮やかなの!?!?」
と感動しまくりました。
というのも、BenQのモニターはBlack eQualizerという明るいところの明度をそのままに、暗いところを明るくするという機能がついているので色に関しては結構メチャクチャなんです。
色はメチャクチャになってしまうものの、R6sやEFTなど敵が見えづらく、輪郭を強調するようなビジュアルエフェクトがないゲームではとても有用で、暗いところに潜むプレイヤーを索敵しやすいです。
相手が暗いところだと思って隠れているところが明るく見えるわけなので、効果は絶大。
敵を見つけて倒すためだけにある戦闘用のモニターという感じでした。
『Black eQualizerがないモニターに乗り換えてだいじょうぶだった・・・?』
実際のところ、はじめてこのモニターでFPSをプレイしたときは暗すぎて何も見えなかったです。
でもでも、このモニターが優秀なのは、ゲームによって色調を変えることができるプリセット機能。


サイドパネルを少し操作するだけで色彩鮮やかなMOBA/RTSモード、R6sやEFTのような暗いところで敵を探すゲームで有利になれるFPSモードを簡単に切り替えられるのがすごく便利。
サイドパネルの操作性やUIが優れているため、切り替えにストレスがないこともポイントが高いです。
せっかくプリセット機能の切り替えがあっても操作性が悪ければいちいち変える気にもなれないので、起動するゲームに合わせてサクサク変えて使っています。
SSを撮るときに重宝するモニターの回転機能
これはかなーりニッチな需要ですが、いわゆる『縦SS』を撮る際モニターは固定なので苦渋の選択で首を直角に折って撮影する人がいたりいなかったり。(「縦SS 首」でTwitter検索をすると縦SS撮影の代償に首を痛めておられる方々がたくさんいます笑)

モニターアームの可動部分がとても滑らかに動くのでSSを撮るときだけスッと縦に出来ます。
モニターにありがちな動かしたときに電源ケーブルが抜けやすいということもなく、こちらもストレスなくスクリーンショットを撮るときは縦、終わったら戻す動作がサクサク出来るところがとても気に入っています。
こんなかんじでSS撮るのも好き、ゲームするのも好き!なぼくにはこれ以上ないモニターでした。
モニターを変えるだけで普段プレイしているPCゲームがすごくたのしくなります。
ぜひおためしください!